松濤館岡野派 宗家 謙交塾武道館

空手道とは何か?
空手道は、単に勝負を究極の目的とするものではなく、日頃の厳しい稽古を通じて、たくましい精神力と体力を育成し、バランスのとれた人間形成を計ろうとするものです。また、稽古では身体を前後、左右、上下に均等に動かし、しかも平常ではあまり使用することのない筋肉をも、十分に活用するので理想的な体育として認められ、現在では全世界に普及し、各国の大学、警察、軍隊などに正課の体育として採用され、年齢や体格に応じて一人でも、たくさんの人数でも稽古が可能であることで、老若男女を問わず多くの人々に愛好されています。
 
現在空手人口は年々増加の傾向にあり、世界ではサッカーにつぐ人口数です。これは、礼儀作法を重んじ、礼節に始まり礼節に終わるという姿勢、また何年もひとつの事を続けて、辛いことも乗り越えてきた経験が、就職時や社会に出てから役立ち、学歴だけでなく他人が人間性を高く評価される事が多くなってきたからではないでしょうか。
松濤館岡野派 宗家 謙交塾武道館について
  • ● 日本国本土における空手の父である船越義珍先生、その御三男、船越義豪先生に直接師事を受けられた直弟子の岡野友三郎宗家が1942年に創立。
  • ● 多摩地区唯一の創立66年・少年指導歴47年・幼児専門指導(幼稚園課内・課外授業)27年(平成21年 現在)の日本国内でも有数の多摩最古の名門空手道場です。東京都及び八王子市より再三体育功労賞及び、表彰状を授与されておりますから安心して空手道を習うことが出来ます。
  • ● 伝統空手道の他、琉球古武道、淺山一伝流体術も継承し、総本部館内には武術太極拳謙友会本部、合気道八王子道場も兼ねています。
謙交塾武道館 指導方針
  • ● 空手道を主に、礼儀節度、集中力・真剣さの習得、体作り、機敏性の向上を主眼とし、 学校等では難しい礼節、言葉使い、精神の教育など道場としての役割を目指します。
  • ● 集団での活動経験や、年齢の違う者同士が接する事で、今後社会に必要となる人との接し方が自然に身についていきます。
  • ● 単に技のみ、競技の成績だけを考える部活・クラブと異なり、成績を残せなくても、努力惜しまず根気よく・頑張っている塾生を大いに評価します。
  • ● 個人競技にとらわれず、市内の行事、奉納演武、スポーツ少年団活動に積極的に参加しています。
  • ● 各種大会においては多数上位入賞しています。
  • ● 琉球古武道に関しては全日本大会において毎年上位に入賞を果たしています。
  • ● 小太刀護身術(スポーツチャンバラ)を、空手道の技術力向上の為に取入れています。
道場三訓
  • 一.礼儀の節度を重んじ謙虚温和を以って交り空手道を修練すべし
  • 二.護身体育向上の空手道を修練すべし
  • 三.真剣気魄有る空手道を修練すべし
少年3つの行い
  • 一.老人をいたわり父母を大切にします
  • 二.兄弟姉妹友達と仲良く親切にします
  • 三.動作はきびきびあいさつは大きな声でオス!!と言います
松濤二十訓
  • 一.空手は礼に始まり礼に終る
  • 二.空手に先手なし
  • 三.空手は義の補け
  • 四.先ず自己を知れ、しかして他を知れ
  • 五.技術より心術
  • 六.心は放たんことを要す
  • 七.禍は懈怠に生ず
  • 八.道場のみの空手と思うな
  • 九.空手の修行は一生である
  • 十.あらゆるものを空手化せ、そこに妙味あり
  • 十一.空手は湯のごとく、絶えず熱を与えざれば元の水に環る
  • 十二.勝つ考えは持つな、負けぬ考えは必要
  • 十三.敵によって転化せよ
  • 十四.戦いは虚実の操縦いかんにあり
  • 十五.人の手足は剣と思え
  • 十六. 男子門を出づれば百万の敵あり
  • 十七. 構えは初心者に、あとは自然体
  • 十八. 形は正しく、実戦は別物
  • 十九. 力の強弱、体の伸縮、技の緩急を忘るな
  • 二十.常に思念工夫せよ
謙交塾歌